• HOME
  • 独立・開業
  • 開業するにはどんな準備が必要か|やっておくべき工程を紹介

開業するにはどんな準備が必要か|やっておくべき工程を紹介

「いつかは自分で、お客さんに長く愛されるサロンを開きたい…!」
そんな夢を持っている美容師の方も多いと思います。

しかし実際に美容院を開くとなると、具体的にどういったことをしなければならないのか、なかなかイメージが湧かないのが実情ではないでしょうか。

この記事では、新しくサロンを開業するにはどんな準備が必要なのかをひとつひとつ説明していきます。

開業するために必要なこと

雇われ美容師のままではどうしたって低賃金です。
それに比べ、自分だけのお店を持つと自由に裁量ができ、大変さもありますがとてもやりがいのあることでしょう。
しかし多くの人に愛され続ける美容院を開くのはなかなか難しいもので、せっかく開いた新しいお店が数年で閉店してしまう……、というケースもしばしば見受けられます。

このような失敗を招いてしまう原因には、
①コンセプトがしっかりしていなかった
②そもそも開業するための準備が十分でなかった
などが考えられます。

①に関して、「コンセプト=お店の魅力」であり、お客さんにそのお店に行きたいと思わせる部分になります。
コンセプトがしっかりしていないと、お客さんを引きつけることができず、長期的な経営が難しくなるでしょう。
「自分のお店の魅力は何か」、「ターゲット層とマッチしているか」、「どのようにプロモーションを行なっていくか」といったことを考えながらコンセプトを固めていきましょう。

②に関しては簡単に対処ができます。
しっかりと必要な準備を把握しておけばいいのです。

では、具体的にどのような準備をすればいいのでしょうか。

開業するためにはまず、
・情報収集
・事業計画書の作成
・開業資金の確保
・物件探し
・商品の仕入れ先の確保
・開業届の提出
・業種に必要な届出
などの準備が必要になってきます。

「なんだか大変そう……」という印象を持った方も多いかもしれませんが、安心してください。
ここからは、開業の準備について具体的にどういった内容なのかひとつひとつ解説していきたいと思います。

情報収集

ただ出店するだけでは、当然お客さんは集まりません。
実際にお店を開く前に、繁盛させるためのさまざまな戦略を練る必要があります。
そのために欠かせないのが情報収集です。

立地はどうか?
近隣にあるのはどのような建物や施設か?
自分の店と競合しそうな美容院はないか?
などと、考慮すべき点はたくさんあります。

もし近隣に競合店がありそうな場合は、実際に自分で足を運んでそのお店の雰囲気や客層、価格設定やオペレーションなどを確認しておきましょう。
こうして情報を集めることで、競合店との差別化すべきポイントを見つけられますし、逆にその店の良いところを自分の店に取り入れることもできます。

事業計画書の作成

情報収集を終えたら、次に行わなければならないのが事業計画書の作成です。

事業計画書とは、事業内容、戦略、収益の見込みなどの計画書で、補助金や助成金、融資を受ける場合は欠かせないものです。
自己資金で開業する場合でも、今後の店舗経営の見通しを立てることは重要ですので事業計画書を作成することをおすすめします。

事業計画書には事業の目的・戦略などを書いた上で、予測される売上や利益、資金繰りの方策などをスプレッドシートの形式で書き込んでいきましょう。
この予測を基に、開業にあたって必要な金額を算出し、自己資金でやりくりできそうか、あるいは資金を借りたり出資を受けたりするのかを考えていきます。

外部から資金を調達する場合は特に、読む相手を意識しながら冷静に事業計画書を作成する必要があります。

開業資金の確保

前項でも少し触れましたが、事業計画の見通しが立ったら開業資金を確保する手段を考えましょう。

お店を開業するためには、物件の取得、内装・外装の工事にかかる費用に加えて、設備投資や直近(3ヶ月分程度)のランニングコストなど、多額の資金が必要になってきます。
具体的な数値としては、目指す年商の50%が目安と言われています。

必要な費用を自己資金ではまかなえなさそうであれば、資金を外部から調達しなければなりません。
企業が外部から資金を調達する際には、「融資」を受ける場合と「出資・投資」を受ける場合があります。

「融資」は、銀行や信用金庫といった民間金融機関や、地方自治体や日本政策金融公庫などの公的金融機関、ソーシャルレンディングなどから資金を調達する方法です。

「出資・投資」は、ベンチャーキャピタルや個人投資家などに株式を渡し、それと引き換えに資金を得ます。

どちらの場合であっても、金融機関・投資家に事業計画書を提出して、事業の将来にわたる継続的な収益性を示さなければなりません。

物件探し

続いて重要になってくるのは物件探しです。
どのような物件を選ぶかで、お店が成功するかどうかも大きく変わってきます。
特に、美容を気にするお客さんであればお店の入っている建物や場所の雰囲気のオシャレさも重視することが多いと考えられます。

立地や店内の面積などの条件を見比べつつ、さまざまな物件をチェックしたいところですが、実は一番重要になってくるのは「賃料」です。

賃料は、業績の変動にかかわらず毎月必ず支払わなければならない費用ですから、無理のない範囲で設定する必要があります。
あまりに賃料の高い物件を選んでしまうと、サロンの経営が賃料に圧迫されるということにもなりかねません。
最低でも10件は比較し、自分のお店に適した条件の物件を探しましょう。

商品の仕入先の確保

物件が決まったら、いよいよ商品の仕入先を確保していきます。
業務形態に応じて仕入れ先は異なりますが、仕入れ経路の候補としては
①メーカーと直接取引
②問屋で仕入れる
③インターネットで仕入れる
などが挙げられます。

開業届の提出

物件も商品の仕入れ先も決まりましたが、それだけではお店を開くことはできません。

税務署に開業届(正式名称は「個人事業の開廃業届出書」)を提出する必要があります。
こちらは開業後1ヶ月以内に提出すれば問題ありませんが、開業後は何かと忙しくなりますので、開業前に提出することをおすすめします。
書類ということで身構えてしまうかもしれませんが、特別難しいことではありません。

業種に必要な届出

開業届に加えて、業種・業態に応じた届け出を行う必要があります。

美容院の開業であれば具体的には、「労働保険関係設立届出」「雇用保険適用事業所設置届」などの書類を労働保険監督署・ハローワークに提出しなければならないほか、保健所の許可が下りないと営業することができません。

それぞれの書類をしかるべき機関に、指定の期間内に提出しましょう。

まとめ

ここまで、美容院を開くために必要な準備の具体的な内容について見てきました。
自分自身のサロンを作り上げるための道筋は想像できましたか?

やらなければならないことがたくさんあるように見えますが、ひとつひとつやっていけばそんなに難しいものではありません。
順番にこなしていきましょう。
それに何より、「自分のお店を持つ」という夢にかける情熱があれば、大変さの中にも楽しさを感じられるはずです。
開業に向けての準備の過程には、困難なこともいろいろあるかもしれませんが、ぜひ乗り越えて素敵なお店を開いてください。


最新記事の更新情報やサイトからの限定情報を配信しています!いますぐ「友だち追加」ボタンでLINE@に登録!

友だち追加

関連記事一覧