大人かわいいヘアアレンジが人気を呼びInstagramでも大人気の金子真由美さんのインタビュー模様

【金子真由美】さまざまな仕事に挑戦して、日本人の「かわいい」を追求したい!

美容師として確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている業界トップの方々へファッションドリーマーDさんによるインタビュー。美容業界でのこれまでの仕事の取り組みや、未来についての展望、美容師さんたちへのメッセージをうかがいました。

【プロフィール】
金子真由美さん:広島県出身。関西美容専門学校卒業後、都内有名サロンで8年間勤務。2016年に『BOTTOMS』入社。大人かわいいヘアアレンジが人気を呼び、Instagramでも大人気。女性ファッション誌やTVなど、幅広く活躍している。
Instagram:@kanekomayumi12

感性やコミュニケーション力を磨いた学生時代

ーーはじめまして。Dです。今回はInstagramでも大人気の金子さんからお話をうかがいます。まず、これまでの経歴からお聞きしたいのですが、美容師になったきっかけは何だったのでしょう?

金子:中学高校の頃から、ずっと海外で働きたかったんです。髪を切ることは世界共通なので、ハサミ1本あったら世界をまたいで暮らせるのではないかなと思っていました。
当時は、一つの場所にとどまらずに放浪したかったんです。学校の先生やお医者さんなども海外で活躍できますが、一つの場所にとどまらないといけません。その点、美容師ならハサミ1本でその日暮らしができると思いました。

ーー海外に興味を持ったきっかけはどのようなことだったのでしょうか?

金子:発展途上国に興味があったんです。中学や高校の頃は「国境って必要なのかな?」「世界は一つでいいのでは?」「日本はこんなに幸せなのに、なぜ発展途上国は大変なんだろう?」と感じていました。学生の頃は全校生徒に呼び掛けてテレホンカードを集め、それをワクチンに変えてもらうようなボランティアをしていました。

当時はボランティアのようなことを職業にしたかったんです。でも、ボランティアは職業にならないんですよね。ボランティアはあくまでボランティア。高校3年生のときに、周りに言われてはじめて気づきました。

ーー金子さんはそこから美容師の専門学校へ行かれるのですね。僕が通っていた学校も美容科やファッション科のある学校だったんです。でも、通っている生徒のほとんどが親から反対されていました。それは、収入が不安定で大変というイメージがあるからなのですが、金子さんは美容師の学校に行くことは反対されませんでしたか?

金子:反対はされなかったのですが、反対されることは恐れていました。私は広島出身で、関西の学校に行きたかったんです。親元から離れることになるため、反対されると思っていました。高校生のときはバイトでお金を貯めて、親に内緒で奨学金も申し込みました。そして、親に言わず願書を送って合格し、入学金と授業料も全部自分で払ったんです。

でも、未成年なので家を借りるときに、親の承諾が必要になりました。そこで初めて親に話したんです。その時点で私が全て準備していたので、本気さは伝わったのでしょうね。親は反対せず、すぐに「わかりました」と言ってくれました。だから、私の場合は、反対されないように、周りを固めていったということになります。

今考えると、日本全国の美容学校のパンフレットを集めて部屋においていたので、言う前に親も気付いていたと思います。でも、親からは何も言わなかったですね。私が言うのをずっと待っていたのだと思います。

ーー全部自分で準備されたというのはすごいですね。その後、入学されて専門学校時代はどのように過ごしていましたか?

金子:真面目ではなかったんですよ(笑)。2年間通ったのですが、すごい遊んで、すごいバイトしていました。何一つ特別なことはしていないかったですね。

ーーバイトは何をしていたのですか?

金子:まかない付きの飲食店のバイトを3つ掛け持ちしていました。別に貧乏な家ではないのですけどね(笑)。当時、大人に頼るのがカッコ悪いと思っていたんです。自分の生活費や遊ぶお金は全部自分で稼ごうと思っていました。早朝は24時間営業のファーストフード店で働いて、夜は居酒屋2つを掛け持ちしていました。

ーーバイト3つはすごいですね。今、専門学校時代を振り返ってバイトをしたのは良い経験だったと思いますか?

金子:後悔はないですね。もし、あのときがむしゃらに練習をしていたら、変な自信や変な癖がついたのではないかなと思っています。何も持たない状態でサロンに入り、ゼロから学べたのは良かったと思います。

あとは、バイトをすることで技術よりも感性が磨かれたと思います。ファーストフードでは高校生などの若いお客様が来られますし、京都の老舗の飲食店でも働いていたのですが、そこにはご年配のお客様が来られました。いろいろな方と触れ合えたので、自然とコミュニケーション能力が磨かれましたし、感性が磨かれたと思います。

厳しい環境に身を置いて、人間性を高めたアシスタント時代

大人かわいいヘアアレンジが人気を呼びInstagramでも大人気の金子真由美さんのインタビュー模様

ーー就職先についてもお聞きしたいのですが、関西の学校に行きながら東京のサロンに就職しようと思ったきっかけはどのようなことだったのでしょうか?

金子:私の通っていた学校には月に一度、全国のいろんなサロンから卒業生がヘアショーをしに来てくれました。そのなかの一人に東京の青山のサロンで働く先輩がいました。当時は東京に憧れはなく、正直東京について何も知らなかったので興味があったわけでもないんです。でも、ヘアショーをした先輩がすごくカッコ良かったんです。友達がモデルをしたのですが、すごくかわいくなって。

そのときは、同時にセミナーも行われたのですが、その先輩が「自分の働いているサロンは日本一厳しいサロン」と話されたんです。それを聞いて「同じ1年でも、ゆとりのあるなかで1年間アシスタントをするより、濃厚な1年間を過ごしたほうが有意義かもしれない。1年で2年分鍛えられるならそっちの方が良いな。そこで5年働いたら、ほかのサロンの10年分くらいあるだろうな」と考えてその店で働こうと決めました。

ーーその厳しいサロンに受かったということは、才能があったのですね。

金子:なんで受かったかはわからないですけど、ありがたいですね。今思うと、何かを始めるからには一流のところでやりたいと思っているので、厳しい環境に身を置くのが好きなんだと思います。

ーー具体的には、どういったところが厳しかったですか?

金子:人間性について厳しかったですね。お礼を言うのは当たり前ですが、人の話を聞くときの態度や歩くスピード、歩き方、外部の人への態度なども教えられました。
美容師はお客様に接する仕事です。老若男女問わずオールマイティーにいろいろなお客様に対応するには、人間性が未熟だと無理だと厳しく教えられました。

ーー当時の印象的なエピソードを教えてください。

金子:今の時代だったら問題になってしまいますが、深夜2時くらいまでミーティングをして、次の日朝7時から仕事ということも多かったですね。まず終電では帰れないので、みんな自転車で通っていました。印象的だったのは、同期が自転車でコケて、そのまま表参道で寝てしまったんです。周りも疲れすぎて「早く起きなよ!」と声を掛けるくらいしかできなかったです。
それから、深夜に自宅に帰って玄関で寝てしまったこともありました。衛生的ではないですけど、朝起きてお風呂にも入らず服だけ着替えて出勤したこともあります。

ーーそれだけ厳しいなか、辞めたいとは思わなかったのでしょうか?

金子:スタイリストになりたいと思っていたので、アシスタントで辞めるのはあり得ないと私は思っていました。周りに辞めた人はいっぱいいます。このサロンで私は9年働いたのですけど、同期だと私が最後の1人でした。

ーーどのようなメンタルで厳しい日々を乗り越えたのでしょうか?

金子:例えばカットが下手で怒られれば、それはカットができないから怒られているんです。何かを怒られるということは、できない何かがあるんですよ。できるようになれば二度と怒られないんです。だから、ゲームをクリアするように、一つ一つのことをできるようにしていこうと思っていました。
そうやっていくうちにメンタルが強くなるんです。怒られてもめげなくなります。ときには、500人以上の観客がいる中でヘアショーを行うこともあったので、プレッシャーにも強くなりました。

ブライダルの仕事は一つとして同じものがない

大人かわいいヘアアレンジが人気を呼びInstagramでも大人気の金子真由美さん。ご自身の結婚式での1枚

ーー金子さんはブライダルの仕事も行われていますが、きっかけはなんだったのでしょうか?

金子:お客様からオファーをいただいたことをきっかけにはじめました。でも、ブライダルの仕事はヘアメイクができるだけではダメで、1日の流れやドレスの着付けなどブライダルの知識がなくてはできないんです。私はそれまでブライダルについて勉強していないですし、畑違いだと思ってずっとオファーをお断りしていました。

でも、一度だけ「ヘアメイクだけでいいです、着替えも手伝わなくていいです」と言ってくれたお客様がいました。それで、特別に一度だけということでヘアメイクをしたんです。そのときの写真をInstagramに投稿したのですが、すごく反響が良かった。そこから、またオファーをいただき、現在につながっています。

ーーはじめてのブライダルのお仕事はどうでしたか?

金子:反省しかないです。花嫁さんにとっては一生に一度の出来事なのに、準備が足りていなかったです……。
もちろんヘアメイクは完璧だと思いますが、それ以外はわからないことづくしでした。まず自分が何を着ればいいのかわかりませんし、披露宴中どこに立てばいいかわからないんです。ヘアメイクだけでいいと言われたものの、やはりその日の流れを知っていたら、アシストできたことがもっとたくさんあったと思います。

そのとき、もし今後もブライダルのお仕事をお受けするならば、きちんと勉強しないとダメだと思いました。花嫁さんにとっては一生に一度のことですし、お金もかかることなのだから、それに見合った仕事をしないといけないと。
でも、誰も教えてくれる人がいないので、自分で勉強しました。ドレスの着付けや指輪交換時の手袋を外すタイミング、持っているブーケはどうするのかなど、いろんな人の結婚式を見て覚えたり、ヘアメイクをしているお客様に聞いたりしました。

ーー現在は、多くのブライダルのお仕事をされていますが、具体的にどのようなオーダーがあるのですか?

金子:私がお願いされるのは、ブライダル会場の提携先のヘアメイクさんができない内容です。
例えばお色直しの間に5分くらいで髪をばっさりカットして、ロングからボブにしたい、というスピード感あるオーダー。普段からサロンでカットをしていたり、ヘアショーに出ていたりする美容師でないと、この対応は無理だと思うんです。あとはInstagramなどを見て、私の世界観を好きになってくださって、オーダーされる方もいます。

おかげさまで、その後、ブライダルのお仕事を数多くさせていただきましたが、一つとして同じものがないんです。花嫁さん花婿さんが違えば全てが変わってきます。それがすごく良いですね。

ーーご自身の結婚式についての願望はありますか?

金子:実は、私の結婚式が昨年ありました。これまで、いろんな花嫁さんを見て感じたことは、結婚式は親に感謝する日なんだということです。自分の親ももちろんですが、相手のご両親へも感謝する日なんです。友達を呼んでワイワイするのも楽しいですが、その日は、友達を呼ばずに家族だけで結婚式を行って、友達は別日にパーティーをすることにしました。

もちろん、パーティーでは友達にも感謝しました。仕事つながりの友達には、ヘアメイクやセッティングなどのお仕事を依頼して、思う存分、技術を発揮してもらいました。パーティーを機に友達同士がお仕事でつながっていくといいなと思っています。

日本人のファンを増やして、日本人の「かわいい」を追求したい!

大人かわいいヘアアレンジが人気を呼びInstagramでも大人気の金子真由美さんのインタビュー模様

ーーInstagramについてもお聞きしたいのですが、Instagramをはじめたきっかけはなんだったのでしょう。

金子:きっかけはブライダルですね。ブライダルの仕事をはじめたときにすごく大変だったんです。当時はInstagramにも動画機能がなかったですし、YouTubeにもかわいいヘアの作り方はなかったんです。なので、お手本になるものがない状態でした。

それでInstagramを使い始めることにしたんです。私が独学で学んだヘアメイクは世の中に通用するのか気になったんです。ですから、はじめはお客様を増やしたくて始めたのではなく、市場調査を兼ねてInstagramを始めました。

でも、当時はまだ日本で流行っていなかったので、周りの友達も誰一人していなかったですね。フォロワーも外国人ばかりでした。仲のいい友達がつながっていないので、「いいね!」も知らない人からしかもらえないんです。でも、逆に友達からの同情票が入らないため、実力がわかるのは良かったです。5年ぐらい前のことですが、当時はフォロワー100人を目標にしながら投稿していました。

ーーInstagramが人気になって変わったことはありましたか?

金子:都内の方だけでなく、地方や海外の方に知っていただく機会が増えました。遠方からの仕事の依頼も増えましたね。

ーーInstagramを見て来られるお客様も多いですか?

金子:予約は制限しているので、Instagramを見て新規に来られる人数は限られているのですが、それでもInstagramがきっかけという方が多いですね。

ーー人数制限するほど人気なんですね。

金子:元々一人で大人数を担当したいというスタンスではなくて、自分のお客様は最初から最後まで自分一人で担当したいというスタンスだったんです。だからやむを得ず制限しています。

ーー現在は8万人のフォロワーがいる金子さんですが、フォロワーを増やす秘訣はありますか?

金子:フォロワーを増やすというより、ファンを増やす、お客様を増やすというのを心がけています。それがわかりやすいのがハッシュタグですね。全て日本語にしているんです。当たり前ですけど、日本人のお客様が多いので。

それから、日本人のお客様を増やすために、日本人が「かわいい」と思うスタイルを知りたかったということも関係しています。外国人の「かわいい」と日本人の「かわいい」ってちょっと違うんです。日本人のフォロワーが多ければ、日本人からの「いいね!」が多いので、日本人がどういったものを支持しているかがわかってきます。

もちろん、日本人だけだとフォロワー数に限界があります。今、私のフォロワーは8万人いるのですが、フォロワーがたくさんいる方に比べたらそこまで多くありません。だから、Instagramの使い方も目的によって変わると思います。知名度やフォロワー数を増やしたいのであれば、英語、中国語、韓国語とたくさんの言語でハッシュタグをつけた方が良いと思いますね。

ーー日本の方と海外の方の好みは、どのように違うのでしょうか?

金子:例えばブライダルだと、最近日本ではポニーテールが流行っているんです。昔はいろんなテクニックを使って三つ編みや編み込みを行っていたのですが、今はシンプルなオーダーが増えています。メイクも派手にするわけではなく、健康的でナチュラルなありのままの花嫁さんが求められています。

逆に、中国などの外国の方は髪型を盛って思いっきりアレンジすることを求められます。表現も外国の方は、曖昧なものはあまり通じないですね。クールやキュートなどわかりやすい表現が好まれます。日本人の場合はアンニュイとかニュアンスなど雰囲気を現わす言葉でも通じるのですが、そこが違いますね。

ーーなるほど、国によって大きく違うんですね。参考になります。現在、金子さんはInstagramから多くの仕事やお客様の獲得につながっていますが、もしInstagramがなくなったらどうですか?

金子:私はInstagramがなくても大丈夫ですね。今はヘアメイクやスタイリスト、ライター、アクセサリーのデザイナーなど、いろいろな仕事をさせてもらっています。でも「職業は?」と聞かれたら絶対に「美容師」と答えているんです。だからInstagramがなくなったとしても今のスタンスと変わらず、お客様の髪を切り続けていきたいですね。

髪を切った人と一生を共にしていきたい

ーー美容師として働くうえで心がけていることはありますか?

金子:お酒を一滴も飲まないようにしています。美容師は体が資本なので体調を崩せないんです。特にブライダルの仕事は代わりがいないので、健康には特に気をつけています。

ーー実際にどのようなことを行っていますか?

金子:食生活に気を遣ったり、ジムに通ったりしています。ヘアメイクのキャリーケースは大体15kgぐらいあるので、それを常に持ち歩くため筋トレも行っています。忙しくてジムに通えないときは、家でトレーニングをしていますね。

ーー美容師という職業にストイックに取り組まれているのがわかります。美容室に来られるお客様に対して心がけていることはありますか?

金子:カットなどにいらっしゃるお客様の場合は、再現性を大切にしています。美容室でオシャレにカットをしても、家に帰ってその髪型が再現できなければ意味がない。家に帰った後も、時短で「かわいい」を作れるように心がけています。

セットやアレンジの場合は、「360度かわいい」を目指しています。その人が歩いたとき、第三者からどんな見え方をするかを考えます。同時にお客様が鏡などで自身を見るときの「正面からのかわいさ」も追及します。
セットやアレンジは基本的には、その日だけのものです。お風呂に入ったら終わりです。それでも、セットをした日は、お客様が自分自身を見て何回かわいいと思える瞬間があるかを想像しながらスタイリングしています。例えば、鏡を見てかわいいと思えたか、自撮りをしてかわいいと思えたかということですね。

ーー話は少し変わりますが、今の美容業界についてはどのように感じていますか?

金子:昔はお店のブランド名がすごく強かったと思いますが、今はどちらかというと個人の力が強い時代になっていると思います。ですから、以前のように「○○のお店で働きたい!」というのではなく「△△さんみたいな美容師になりたい!」という人たちが増えていると感じています。

ーー金子さんは美容師のほかにも、ヘアメイクやスタイリストなど幅広い分野で活躍しています。そんな金子さんに憧れている美容学校の生徒やアシスタントの方も多いと思います。これからさらに挑戦したいことはありますか?

金子:美容師は髪を切るのが仕事と一般的には思われているかもしれません。でも、美容師をしながら「ブライダルの仕事をしたい」「ヘアメイクの仕事をしたい」という人も多いんです。例えば「動画とスチール、テレビと雑誌のようにさまざまな媒体で、ボーダーライン超えて活躍したい。一つに絞れないんです」と、美容学生や大学生などから相談されます。

私自身が、さまざまなところでお仕事をさせていただいているので、そういった意味では、ボーダレスに働ける新しい職業を開拓したのかなと思っています。今後ももちろん美容師を続けていくのですが、おもしろそうなことにはどんどん挑戦して、美容師にボーダーラインはないんだということを若い方に見せていきたいです。

ーー相談されることは多いのでしょうか?

金子:多いですね。多分、私のような働き方をしている人が周りにいないんだと思います。だから私のお客様は、同業の美容師さん、ブライダル業界の人、ヘアメイクさん、美容学生などが多いんです。みんなどういう経緯で今のような働き方になったんですか?と相談しに来るんです。

ーー実績もありますし、プラスして金子さんにはきっと相談しやすい雰囲気があるのでしょうね。ここまでいろいろお話を聞いてきましたが、今後、金子さんの美容師としての目標はありますか?

金子:これからもずっとこのスタンスを続けていきたいですね。普段、美容室にいらしてくださるお客様と一生を共にするのが理想です。例えば、大学生が主婦になって子どもを産んで、その子どもが髪を切りに来てくれたらうれしいですよね。髪を切った人と人生を共にしていきたいですね。

ーー実際にそういったお客様はいらっしゃいますか?

金子:いっぱいいます。私は今美容師になって11年目なので、高校生だったお客様が社会人になっても通ってきてくれていますし、子どもができて子どもの髪を切りに来てくださるお客様もいます。アシスタント時代に練習モデルをお願いしていた男性に彼女ができて結婚することになり、結婚式のヘアメイクを頼まれたこともあります。
1年後も、5年後も、10年後も、その人が髪を切りたいと思ったときに同じように美容師をしていたいなと思います。

ーー素敵ですね。では、最後に美容師を目指している学生さんやアシスタントなど若い方たちに向けて、応援メッセージをください。

金子:きっとどこの業界もそうですが、華やかな部分と華やかではない部分は絶対に存在するんです。きっとみんな華やかではない部分を見て幻滅したり、ちょっと違うなと感じたりすると思います。でもその華やかではない部分を知らないと、きっと華やかにもなれないと思うんですよね。

だから、ちょっと違うなと思ったときは、すぐに辞めるのではなくて、時間をかけて良い面も悪い面も全て知ってから辞めるか辞めないかのジャッジをしてほしいです。苦しみと喜びの両方をちゃんと味わうことによって、達成感も感じられると思うんです。その達成感を味わうためにも、すぐに辞めずに美容師を続けてほしいです。

ーー達成感を感じられるまで、辞めずに続けてほしいですね。本日はお忙しいなか、ありがとうございました。

【インタビュアープロフィール】
D:佐賀県出身。2014年から東南アジアを中心としたファッションウィークへ同行。その後、自身の経験を活かしてTGCからパリコレまで幅広く活動。2018年からプラチナムプロダクションに所属。人々が心豊かに自分らしく輝く社会を目指し『ファッション』×『ドリーム』を掛け合わせた新たなジャンルで幅広い年代の方々へ向けたInstagramでの発信や取材を世界中でおこなっている。フォロワー数は229万人超。フォロワー数:日本人男性第4位。また、メディア方面でも活動中。
Instagramフォロワー数230万人のファッションドリーマーDとは?

※このインタビュー記事は2018年11月の取材に基づいています。
※記載内容はインタビュー当時のものとなりますのでご了承ください。


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