「Of HAIR」の小西恭平さんへのインタビュー

【Of HAIR 小西恭平】目指すは気持ちを大切にした美容師。成功して初の宇宙へ!?

美容師として確固たる世界観を持ち、新しい取り組みをしている業界トップの方々へファッションドリーマーDさんによるインタビュー。美容業界でのこれまでの仕事の取り組みや、未来についての展望、美容師さんたちへのメッセージをうかがいました。

【プロフィール】
小西恭平さん:1988年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校卒業後「Of HAIR」に入社。表参道店にてトップスタイリストを務める。Instagramに掲載するお客さまのビフォーアフターの写真が好評で、新規客の予約が1日100人を超えたこともある。
Instagram:@kyohei_konishi

同級生から言われた「ダサい!」がきっかけで美容師の道へ

「Of HAIR」の小西恭平さんへのインタビュー

ーーはじめましてDです。よろしくお願いします。今日は表参道にある美容室「Of HAIR」でトップスタイリストとして活躍されている小西恭平さんにお話をうかがいます。早速ですが、美容師になろうと思ったきっかけはどのようなものでしたか?

小西:僕は中学時代ずっと床屋さんで髪を切ってもらっていました。ただ、その床屋さんではどんなオーダーをしても坊っちゃん刈りになってしまって……(笑)。ずっと同級生から「ダサい!」って言われ続けていたんですよね。

それで、なんとかオシャレにしたいなと思い、同級生に紹介してもらった美容室に行ったんです。そしたら、周囲からの反応がすごく良くて。美容師ってすごいなと思いました。それが美容師を目指したきっかけです。高校卒業後に専門学校に通って美容師になりました。

ーー卒業後は「Of HAIR」に入社されたのですね。まずは、アシスタント時代のことをお聞きします。初めはお金もないですし、食べるのも大変だったかと思いますがどのような生活でしたか?

小西:僕の場合は、洋服にもお金は掛けなかったですし遊びにも行かなかったので、ご飯を食べられなかった経験はないです。ただ、アシスタント時代は営業日以外もずっと店で修行していたので、食べるのを忘れていることはありました。

食事をきちんととらずに、働いていて免疫力が落ちて、体調を崩したんです。それからは朝昼夕きちんと食べるようになりました。人は1回失敗しないとダメですね(笑)。

ーー美容師は立ち仕事ですから、しっかり食べないと体力がもたないですよね。

小西:そうですね。毎日15時間くらい立ちっぱなしなので……。最近は体力をつけるためにジムで走ったり筋力トレーニングをしたりしています。筋トレはいいですよ、元気がみなぎってきますから。仕事のはかどり具合が違います。疲れなくなりました。

接客をしようと思って話をすると、お客さまもつまらない

「Of HAIR」の小西恭平さんへのインタビュー

ーー美容師はコミュニケーション能力も必要かと思います。普段お客さまとのやりとりで気を使っていることはありますか?

小西:僕自身、会話はそんなに得意ではないんです。だから苦労することが多かったですね。アシスタント時代は、会話のスタートがわからず「天気いいですね」と、いつも声を掛けていました。そしたら「天気の話しかできない子っているのよね」と言われたんですよ。その時に、これじゃダメなんだなと気づきました。

本当は今日みたいな取材も苦手だったんです。ガツガツ話すタイプではないので、大丈夫かなと心配になってしまうんです。でも、ひと皮むけないといけないと思って取材を受けるようになりました。最近はセミナー講師なども積極的に受けるようにしています。

ーーどうやって克服しましたか?

小西:今は、自分がお客さまに聞きたいと思ったことを聞くようにしています。きっと接客しようと思って話をすると、お客さまもつまらないんですよ。お客さまの興味があることを聞くのも大切ですが、こちらがムリをしても会話は成り立たない。やっぱり、自分にも興味がもてることを聞いた方がいいですね。

ーー例えば、お客さまとどのような会話をするのですか?

小西:最近はマンションを購入したばかりなので、そういった話をしていますね。本当に他愛もない話ばかりです……(笑)

ーーマンション購入すごいですね!タワーマンションですか?

小西:タワマンです(笑)。僕は東京でもすごく田舎の出身で、子どもの頃はザリガニを捕って遊んでいるような子だったんです。なので、タワマンのような都会的な暮らしに憧れがあったんです。
30代になったらマンションに住めればいいなと目標にしていましたので、夢が叶いましたね。今では美容師は頑張った分だけ、夢のある職業だと感じていますね。

ーーこれから美容師を目指す方の励みになりますね。

Instagramでビフォーアフターを掲載して責任感や使命感が高まった

「Of HAIR」の小西恭平さんへのインタビュー

ーー小西さんはInstagramが人気になり、1日のネット予約が100件を超える日もあるとお聞きしました。始めたきっかけは、どのようなものでしたか?

小西:スタイリストになりたてのときですね。そのときが、美容師になってから一番辛かった時期なんです。お客さまが全く来なかったんです。知り合いの美容師に集客にもつながるからとInstagramを教えてもらい、始めました。

ーー売れない時期もInstagramで乗り越えられたわけですね?

小西:そうですね。よくInstagramに載っているスタイリングする前と後のビフォーアフター写真がありますよね。あれは僕が最初にInstagramで始めたんです。それが人気になって、フォロワー数も伸びて、新規の集客につながりました。

ただInstagramが人気になってからは、毎日プレッシャーも大きくなっています。一度、新規のお客さまが以前の10倍くらい増えたときは、忙しさよりも期待に応えなければいけない使命感や責任感で、メンタルがやられました。お客さまを待たせてしまう焦りが常にありました。

ーー人気になった分、求められることも多くなったわけですね。

小西:そうですね。ありがたいことでもありますが。

ーーInstagramを拝見させてもらったところ、女性のビフォーアフターが多く載っていましたが、女性の方が多いのでしょうか?

小西:Instagramに載せているのは女性が多いですね。Instagramでは統一感を大事にしているので、韓国系ファッションの20代女性を載せるようにしています。新規のお客さまは20代女性が多いですが、昔から来られている男性のお客さまもたくさんいます。僕はメンズカットも好きなんです。

ーーDMからは予約は受けないのですか?

小西:あんまり個人で連絡をしないですね。DMで予約の連絡が来ても、電話かHot Pepper経由にしてくださいとお願いしています。個人でやりとりするとトラブルの原因にもなりやすいですしね。DMに限らず個人間のやりとりは、失客する確率が高いと思います。

ーーもし、Instagramがなくなったらどうしますか?

小西:他のSNSをやりますね。美容業界には技術を磨けばお客さまが別のお客さまを紹介してくれるから、SNSなんてしなくていいという考えの人もいるんです。でも、僕はSNSを重要だと思っています。

今後、美容業界はマッチングが重要になってくると思っています。現在はさまざまな業界でマッチングサイトやアプリが出てきていますが、それと同じように美容師もお客さまとマッチングする時代が来ると思うんです。

そこにはSNSが利用されると予想しています。「あなたにはこの美容師が合います」とマッチングされたらお客さまも行きたくなるじゃないですか。でも、そういったSNSの大事さに気づいていない人が多いです。今SNSを使っていない美容師や美容室は今後が怖いと思いますね。

夢は美容師として成功して宇宙へ行くことに

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ーーところで、小西さんがカットでこだわっているところはどのようなところですか?

小西:お客さまが何を求めているかということをきちんと理解してカットするということです。気分を変えたくてカットしてイメチェンしたいのか、今の長さは好きだけれど髪の量が多いから気になってカットしたいのか……。悩みは一人一人違います。そこを理解してカットしようと心掛けています。病院に行って、頭が痛いから薬が欲しいのに、お腹の薬を出されてもダメですよね。美容師も同じだと思います。

ーー美容師としての信念はお持ちですか?

小西:やはり気持ちを大事にしています。心からお客さまをきれいにしたいと思うことが大切ですね。少しでも面倒くさいな、この人嫌いだなと思うと人間って絶対に出てしまうと思うんですよね。どんなに苦手な方でも好きになる努力をしています。

ーー後輩から仕事や技術についてアドバイスを求められることはありますか?

小西:聞かれることはありますよ。営業中でも空いている時間があれば教えたり、一緒に飲みに行ったりして、できるだけ答えるようにしています。

ーー美容業界は辞めていく人も多いですが、もし辞めたいと後輩から相談を受けたらどうアドバイスをしますか?

小西:まず、なぜ辞めたいのかを聞きますね。もしネイリストなど他の仕事をしたいなら、自分のやりたい道へ進めばいいとアドバイスします。美容師はスタイリストになっても売れなければ収入が少ないので、先を見据えて辞めたいというなら、どうして美容師として先が見えないのかを一緒に考えます。
僕は、絶対に誰にでも得意分野があると思っています。そのうえで、その子の得意分野を伸ばしてあげたいです。

ーー自分では何が得意かはわからないですからね。

小西:誰かが優しく導いてあげるべきなんだと思います。僕は怒ることがあんまり好きではないんです。怒りは憎しみを生むだけだと思うんです。世の中、怒られて嬉しい人なんていないですよね。

だから僕は怒りではなくて母性を大事にしています。母親は、赤ちゃんが立てるようになるまで頑張れって見守ってあげますよね。美容師も同じように、得意分野ができるまで見守ってあげるべきです。そうすれば辞めていく美容師も減ると思います。

ーー小西さんとしては、今後はどういう後輩に入ってきてほしいですか?

小西:素直な子がいいですね。ピュアな子ほど技術の吸収力がすごいんです。我が強くて固定概念があると、吸収しなくなることも多いです。全然、言ったことをやってくれない子もいますね。
でも、素直な子は言ったことを忠実にやります。だから絶対に伸びますね。それは、美容師が職人系だからというのもあるかもしれないです。

ーーそれでは最後に今後の夢をお聞きしたいのですが、今後の夢はありますか?

小西:僕は宇宙に行きたいんです。株式会社ZOZOの前澤社長が宇宙へ行きますよね。それは、やはりすごいと思うんです。今は宇宙に行ける人って本当に一握りです。

でも、ここから何十年後には、もう少しリーズナブルに民間人も宇宙に行ける時代が来ると思うんです。だから、僕はそこに乗っかって死ぬ前に宇宙に行きたいなと考えています。あまり美容師とは関係のない夢ですけどね(笑)

ーー良い夢ですよね。美容師で初めて宇宙に行くっていうのは、歴史に残るかもしれません。

小西:そのためには、もっと美容師として頑張らなければいけないと思います。そして、いつかは経営などにも携わるかもしれません。ただ美容院経営だけでは宇宙に行けないので、もっといろいろと考えていきたいですね。
でも、夢は大きく持った方がいいですよね。僕は、叶わないのではないかと思うくらいの大きい夢の方が燃えますからね。

ーー本日は素敵なお話をありがとうございました。

【インタビュアープロフィール】
D:佐賀県出身。2014年から東南アジアを中心としたファッションウィークへ同行。その後、自身の経験を活かしてTGCからパリコレまで幅広く活動。人々が心豊かに自分らしく輝く社会を目指し『ファッション』×『ドリーム』を掛け合わせた新たなジャンルで幅広い年代の方々へ向けたInstagramでの発信や取材を世界中でおこなっている。また、メディア方面でも活動中。
Instagramフォロワー数230万人のファッションドリーマーDとは?

※このインタビュー記事は2019年1月の取材に基づいています。
※記載内容はインタビュー当時のものとなりますのでご了承ください。


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